暮らしのコラム
コンパクトでも土地を最大に活用化した33坪の住宅の間取りプラン
今回紹介するのは、コンパクトな4LDKのお宅です。
ご主人は野球が趣味ということで、野球道具やシューズの収納にもこだわりを持たれています。
また、野球で汚れることが多いため、玄関から脱衣所までの動線もしっかりと作りこまれました。
では、野球好きなご主人とそのご家族が住む家の内装、外装を紹介していきましょう。
もくじ
南欧風のかわいい外観
お宅を訪れてまず目につくのは、オレンジ色のスパニッシュ瓦で仕上げられた屋根でしょう。
一般的なスレート材とは異なるスパニッシュ瓦は、採用するだけで南欧風のイメージを住宅に与えてくれます。
オレンジ色というのも、南欧風っぽさをさらに演出してくれていますね。
また、外壁は塗り壁で仕上げられています。
継ぎ目のない美しい塗り壁は、最近主流であるサイディング材では出せない風合いの住宅に仕上げることが可能になります。
ヨーロッパでは塗り壁の家が多いため、外壁でも南欧風の家を演出しているのです。
真っ白な外壁は、屋根のオレンジ色を引き立ててくれています。
最近人気の配色は、シンプルながらかわいい印象を住宅に与えてくれました。
オレンジといえど落ち着いた印象なので、周囲の住宅との調和もばっちり取れていますね。
正面からは、玄関の上にある小さな屋根(下屋)が見えるように工夫しています。
屋根と同じオレンジ色で統一された下屋は、白一色の外壁にアクセントを加えています。
各所に取り付けられた小窓も、バランスの良い配置でおしゃれな見た目に貢献してくれていますね。
吹き抜けと和室付きの今風のLDK
LDKは、ダイニングテーブルとソファーを置いても十分のスペースを確保した17帖です。
今流行りの吹き抜けを採用しているため、非常に開放的な空間を演出できています。
吹き抜けにより採光も抜群に良いので、いつも明るいリビングでくつろぐことができます。
さらにリビングに隣接して、和室も完備されています。
LDKのみの設計だと、日本では接客などの場面で不便に感じることも少なくないです。
和室もしっかりと完備することで、来客をお通しするケースでも困ることはありません。
また、友人などが泊りで来客した際に、寝室として使ってもらうこともできるでしょう。
和室には、押し入れもしっかりと完備されています。
来客用の寝具など、収納しておくにも困ることはありません。
もちろん、リビングで使うちょっとした家具を収納するにも便利ですね。
リビングにはピアノを設置予定ということで、専用の場所も確保しました。
音楽のあふれるリビングにすることで、日々の暮らしはとても豊かになることと思います。
無垢材のフローリング
フローリングの材質としては、最近流行りの無垢材を使用しています。
無垢材の最大の魅力は、木の断面が持つ自然な模様や質感を楽しめることです。
木材本来のぬくもりを感じることのできるフローリングなら、自然な暮らしを楽しむこともできるようになるでしょう。
また無垢材は、時が経つにつれて徐々に色や質感が変化していきます。
ただの劣化とは違う、味のある色やツヤを楽しむことができるでしょう。
お子さんの成長につれて、住宅も徐々に成長していくと考えることもできますね。
無垢材でできたフローリングは、数十年後には家族の歴史ともいえる存在になってくれることでしょう。
玄関とリビングどちらからも直行できる2WAYの洗面
野球が趣味のご主人が、気兼ねなく試合や趣味に没頭できる工夫も取り入れています。
洗面所は、ご主人が野球帰りで部屋を汚すことのないよう、玄関から直行できる作りにしました。
これで、汚れた服でリビングを汚してしまい、奥様に叱られる心配もなくなりますね。
ただ、玄関から洗面所に通じているだけでは、普段使いには少し不便です。
そこで、洗面所にはLDKからも入れるよう、2WAYタイプを採用しています。
洗面所には、キッチンから直行できるように設計されています。
これなら、料理と洗濯を行うために大きく移動する手間が省け、家事の負担を軽減することができますね。
野球道具もしまえるシューズクローゼット
ご主人の趣味である野球には、いろいろと道具が必要になります。
バットやグローブなど、収納するには少しかさばるものも少なくないですね。
そこで、2.5帖分の広めのシューズクローゼットを採用し、野球道具をしっかりと収納できるよう設計しました。
家族が4人ともなると、野球道具以外にも靴や傘などが増えていくでしょう。
しかし、大容量のシューズクローゼットがあるため、玄関を散らかすことなくいつもすっきりとした生活をおくれるようになるでしょう。
また、玄関には、何かと便利な広めの屋根が設置されています。
雨の日でも広めの屋根があるからこそ、濡れることなく傘などを準備できますね。
大きめの屋根は日差しからも玄関を守ってくれるため、常に快適なお出かけをサポートしてくれるでしょう。
玄関先が広い屋根で守られているなら、観葉植物を飾ることも難しくないでしょう。
玄関先を緑で彩ることができれば、住宅のおしゃれさはワンランク上のものになること間違いなしです。
ウッドテックの無垢面材づくりのおしゃれなキッチン
キッチンは、ウッドテックの無垢面材で仕上げています。
木材本来の美しい木目を活かしたキッチンは、大変な家事へのモチベーションを高めてくれるでしょう。
奥様の希望通りのキッチンに仕上がることで、夫婦円満になること間違いなしです。
さらにダイニングキッチンには、カウンターが完備されています。
おしゃれなダイニングカウンターは、バーやカフェにいるような感覚を家で楽しむことができます。
忙しい朝などはカウンターで朝食を取れば、片付ける労力を軽減することができますね。
また、カウンターには本棚もセットで取り付けています。
カウンターでお酒を飲みながら、読書を楽しむにも最適なスペースに仕上がっています。
シューズクローゼットからも近いリビング階段
2階へ続く階段は、吹き抜けのある家では定番のリビング階段を採用しています。
リビングから直接2階へ上がれるため、寝室へのアクセスも非常に楽です。
また、お子さんが外出する際に必ずリビングを経由するため、コミュニケーションをとる機会を増やすことにも役立ちますね。
さらにリビング階段は、シューズクローゼットからも近い位置に設計されています。
帰宅後、いったん部屋に荷物を置きに行くにも便利な設計ですね。
2階には3部屋を完備
2階には、3つの部屋が設けられています。
2部屋はお子さん用の4.5帖の子供部屋、あと一部屋は7帖の夫婦の寝室です。
子供部屋は独立した部屋となっているため、お子さんが大きくなっても安心です。
思春期に近づくと、お子さんも個室が欲しくなるものです。
先を見越して独立した部屋を用意しておくことで、お子さんの成長に合わせて部屋を使うことができるでしょう。
夫婦用の寝室は、ベッドを二つ置いても十分な広さを確保しています。
夫婦用の寝室としてだけでなく、お子さんが小さいうちは共同の子供部屋として利用してもいいかもしれません。
また、夫婦用の寝室には、ウォークインクローゼットも完備しています。
ウォークインクローゼットは十分な広さが確保できているので、お部屋をすっきりと片付けることができるでしょう。
衣装を一部屋に集めて管理できるので、「買った服を着ずに忘れてしまった」などといったうっかりミスも減らすことができます。
使い勝手の良いインナーバルコニー
夫婦用の寝室に面して、広めのインナーバルコニーも設計しました。
屋根付きの広いバルコニーは、日々の生活とレジャーの両面で活躍してくれるでしょう。
まず、屋根のあるインナーバルコニーには、雨の日でも洗濯物を干すことができます。
よほどの強風でない限り、雨が内部まで吹き込むことはないので、梅雨時でも洗濯物に悩まされることがありません。
また、観葉植物やちょっとした家庭菜園を楽しむにも、インナーバルコニーは便利です。
雨で濡れること心配がないため、植物の管理も非常に楽になるでしょう。
インナーバルコニーには、階段を上がってすぐの廊下からも入れるようにしています。
インナーバルコニーで今流行りのDIYなどを楽しむ場合も、準備にかかる移動は最小限に抑えることができるようになっているのです。
廊下から気兼ねなくインナーバルコニーに入れるので、お子さんの良い遊び場としても活用できるかと思います。
太陽光発電を載せられる広めの屋根
屋根の形状は、三角形の形でおなじみの切妻屋根を採用しています。
太陽光パネルを載せるということで、パネルの発電効率が良い切妻屋根を採用いたしました。
南に面した屋根に太陽光パネルを載せれば、十分な発電量を期待できることと思います。
三角形の切妻屋根は、オレンジ色のスパニッシュ瓦と非常にマッチしています。
機能性だけでなく、外観も南欧風でおしゃれにまとめることができたと思います。
普通車1台、軽自動車2台分の駐車スペース
駐車場は、普通車1台、軽自動車2台分のスペースを確保しています。
夫婦2人とお子さん2人で暮らすご家庭では、十分なスペースということができるでしょう。
1台分の余裕があるため、友人などが来客する場合も、気兼ねなく駐車してもらうことができます。
駐車スペースは、建物の側面に固めてあるため、お家の前に車がかぶることはありません。
南欧風にまとめられたかわいい外観を、思う存分堪能することができるでしょう。
また、お子さんが成長して車を購入した場合にも、駐車スペースで困る心配はありません。
お子さんの成長に合わせて、車の配置も調整できる使いやすいお宅に仕上がっています。
コンパクトでも土地を最大に活用化した間取り まとめ
ご主人が趣味の野球で汚れて帰ってきたとしても、奥様の負担を最小限に抑える工夫がされたお宅でした。
野球が趣味のご主人を持つご家庭にとって、参考になる部分が多かったのではないでしょうか。
また、シンプルながらかわいい印象の外観は、あこがれる方も多いかと思います。
ぜひ、あなたの住宅づくりの参考にしてみてくださいね。